1.03.2020

新年のご挨拶。

こんにちは。けんごでございます。
昨年はプライベートでも生体販売でも大変お世話になりました。本年もどうぞよろしく願いいたします。
さて、今回は今年の僕の活動に関してゆるーく語っていければと思っております。

今年の動き

今年は専業になって余裕も出てきたので採集をメインに動いていこうと思っています。
具体的な目標として、今年は最低12回の遠征採集を目安にしていこうかと。
その合間を縫って輸入や買い付けなども行っていければと思っていますので、なかなか忙しい年にはなると思いますが、空き時間をうまく使って現地からの情報も当ブログやTwitter、YouTubeなどの様々な媒体でお届けしていく所存です。

ここまでは販売で手一杯でしたが、今年は情報や体験談なんかの僕にしかお届けできないものや飼育、繁殖維持に役立つ情報なども積極的に発信していこうと思っております。

採集

こちらに関してはもうある程度決まった予定がございまして
1月 台湾
2月 マレー半島
3月 沖縄
6月 韓国
10月 香港
11月 タイ(北部)
という6回はほぼ確定の予定となっております。

ここまでタイ王国で様々なアナバスを採集してきまして、タイ王国のアナバスも残すところ7種類となりました。
今年で5種類を採集し、再来年に2種追加の後「タイ王国のアナバス図鑑」を作れればと計画しています。

あとは2か月に1度くらいの頻度でアナバスや商売とは関係のない遊びとしての遠征採集を挟んでいきたいですね。

メディアの活用

今年は情報発信にも力を入れていこうと考えています。
Twitterやブログに加えてYouTubeなんかも使って色々なプラットフォームで役立つ情報や楽しいコンテンツをお届けできればと。
使えそうな記事があれば採集レポートの雑誌掲載なども積極的にお願いいしていきます。(使えるものがあればですが。笑)

販売について

ここに関しては今までとほとんど変わらないと思います。
ただし、取り扱い品目のバランスは多少変更して原種アナバスの取り扱いを少しずつ増やす予定です。
改良ベタに関してはCTをメインにして次点でPK、HMという感じで比率を大きく変えていくつもりです。(単純に僕が一番好きな品種がクラウンだからというだけです。笑)
新しい取引先なんかも少しずつ開拓しつつ楽しく買い付けしていきたいですね。
イベント出店も遠征に被らなければ積極的に行っていくつもりですので、お会いした際にはお声がけいただけますと幸いです。

繁殖について

さて、一番力を入れなくてはならない繁殖ですが、こちらも今年からはがっつりやっていきます。
5月ごろまでは種親集めとコンディション調整に時間を使って5月~9月くらいの期間で一気に仕掛けていこうと思っています。
ウチの繁殖個体を本格的に安定供給できるのは再来年からになりそうですが、今後は規模も全く異なる活動になりますので今年は土台作りを徹底していく所存です。
今年リリース出来そうなものもちょこちょこいるので、少しずつリリースして僕の作る魚がどんなもんか皆様に品定めしていただければと考えております。


というわけでつらつらと今年の活動につていまとめましたが、今年も闘魚庵の理念は「持続可能な流通の構築」ですのでそこだけは変わらずにやっていきます。
ある意味今年からが本番だと思っておりますので、僕の夢をかなえるべく今年も本気で遊んでいきます!

本年もけんごと闘魚庵をどうぞよろしくお願いいたします。

11.15.2019

闘魚庵の今後について

皆さんこんにちは!けんごです。 

さて、Twitterをフォローしていただいている方は既にご存知だとはおもいますが、僕は今年で会社を辞めることを決意しました。
これから自分がやっていきたいことを考えると会社勤めでは時間が確保できないと判断したからであります。

当然仕事を辞めることで、現在セレクトショップとして運営しております「闘魚庵」の活動も大きく変化することと思われますので、ここで今後の活動について皆様にご報告をさせていただきます。

僕の目標

僕が『闘魚庵』としての活動で大切にしたいと思っていることは大きく分けて3つあります。
①WC個体の消費的飼育からの脱却
②あらゆるアナバスの収集と繁殖
③海外での採集活動

①WC個体の消費的飼育からの脱却

まず①の「WC個体の消費的飼育からの脱却」ですが、これについてはこのブログやTwitterでも散々お話していますね。
僕は自然資源をいたずらに消費する今のアクアリウムを健全な趣味だとは思っていません。
自然資源の消費ももちろん問題ですが、規制や絶滅などで安定的な流通が確保できなくなるリスクがある。という点に非常に危機感を覚えています。
各々が自分の好きな魚を今後も飼育し続ける為にも、流通の主体をCB個体に移行することは必要なことであると思います。
これは後述する②と③にも関わってきますが、僕は自分の好きなアナバスを今後も飼育し続けたいですし、飼育したい人が飼育できる状況を作っていきたいのでアナバスのCB化を進めていきたいと考えていますし、他の魚種でも「CB化を進めたい!」という方のお手伝いができればと考えています。

以上の点から今後闘魚庵の取り扱いは基本的にCB個体がメインになります。また、時間が確保できますので、種親の手配や輸入の代行などでブリーダー様のお手伝いができればと思っております。

②あらゆるアナバスの収集と繁殖

お次は②の「あらゆるアナバスの収集と繁殖」です。
こちらは文字通りの意味になります。
自家採集や海外のブリーダーさん、漁師さんとのコネクションなどあらゆる手段を使って原種アナバスを1種類でも多く収集し、飼育下での繁殖維持を試みます。
当然ロカリティなどが100%ハッキリしている自家採集が理想ですが、採集する前に絶滅や規制で入手できなくなってしまっては元も子もないので、最初はあらゆる方法で集めていくことになります。(その後採集できたものから系統を置き換える形にする予定です。)
繁殖の1番の目的は自身での飼育ですが、余剰分などは市場に流通させることで皆様に還元できればと考えております。

③海外での採集活動

これは①②を進めるための手段になります(個人的に好きであるという点も大いにありますが…)
現在は日程や資金回収効率などの面でタイでの活動が主となっていますが、仕事を辞めることで時間が確保できますので今後はさらに色々な国へ行ければと思っています。
メインターゲットはアナバスですが、需要があればその他の魚も採集、輸入しますが前述のように消費的飼育をよしとは思っていませんので、ブリーダーさんへの供給を主としその余剰分のみ一般販売するという形をとっていきたいと思っています。(活動資金確保の為生息数の多い種に関しては一般販売用に輸入する可能性もございます)
採集した個体はすべて区単位でのロカリティと水域ごとのロカリティコードを付与して管理、販売していく予定となっております。

お願い

というわけでここまでお話したことが僕の、闘魚庵の今後の活動方針となります。
とても大きなことを考えていますし、資金面などを考慮しても簡単には進まないであろうことは覚悟しております。
しかし、WC個体の消費からの脱却は非常に大切なことであると思っております。

可能な限り自身の力で進めていく所存ですが、皆様のお力をお借りしなくてはならない時が来るかもしれません。
もし僕の夢を応援してくれる方がいましたらその時はお力をお貸しいただけますと幸いでございます。

取り扱い量は減ると思いますが、今まで通り仕入れと販売も継続していきますので今後ともけんごと闘魚庵をどうぞよろしくお願いいたします。

9.10.2019

海外遠征のお誘い

こんにちは!けんごです!
さて、とうとうこの記事を公開することとなりました!

かねてより皆様にお伝えさせていただいていた通り海外での採集やショップ巡りのツアーを開催させていただこうと思っております!

以前簡単な概要は説明したような気もするのですが、ここで改めてご案内させていただきます。

海外遠征のお誘い

さて、僕は海外での採集や魚の買い付けなんかを行っているわけなのですが、それがもうめちゃくちゃに楽しいんですね。
アクアショップで見かけるような魚を自分で採集できるあの喜びと言ったらもう言葉では言い表せないくらい素敵な体験です。 

そんな素敵な体験を皆様にもしていただけたら楽しいのでは!?ということで皆様を海外での採集や買い付けにご案内させてただきます(当然資源管理や安全面の問題もありますのでご案内できる場所は限られますが)

第一弾はタイ王国はバンコク!
ベタの本場タイランドにて原種ベタ(スプレンデンス)の採集やマーケットでの買い物などをサポートさせていただきたいと思っています。 

ここから長々とご説明いたしますのでご興味のある方はご一読くださいませ。

スケジュールと内容

今回の企画に関しては僕がマレー半島で採集を行った後に数日間バンコクに滞在する時間がありますので、そのタイミングで合流してご案内させていただく形になります。

具体的な日程としましては10月25日~31日までバンコクに滞在する予定ですので、その中で日程をご指定いただければご案内させていただきます。

ご案内できるのは主に
・マーケットのご案内
・採集のご案内
の2つとなります。

採集に関しては
・ベタ・スプレンデンス
・クローキンググラミー
・オリジアス・ミヌティルス
・キノボリウオ
・スリースポットグラミー
・アプロケイルス・パンチャックス
・アーモンドスネークヘッド
・ボララス・ウロフタルモイデス
・デルモゲニー
など多様な魚類を観察できるポイントをご案内させていただきます。

生体のお持ち帰りについて

アクアリストなら採集した魚や購入した魚を持ち帰って飼育したいと思うのは当然のことでしょう。
しかし、タイからの生体の持ち出しには検疫等の手続き、日本への輸入時に税関での手続きが必要となります。

現地で採集、購入された魚に関してはすべて当方で輸出入の手続きを行わせて頂きますのでご安心ください。

ただし、種類によっては輸出入の許可が取れないものや当方では手続きができないものもございますのでご注意ください。
基本的に魚類以外の生体の輸出入手続きはお断りさせていただきますのでご了承ください。

例外的に手続きができない魚類
・金魚、錦鯉など
・特定外来生物、未判定外来生物等日本の法律で輸入に規制がかかっている種
・タイで輸出規制や保護の対象となっている種

例外的に手続きのできる魚類以外の生体
・甲殻類(ザリガニや日本での検疫対象種を除く)

ご同行頂くにあたって

ご同行頂くにあたりましていくつか条件をもうけさせていただきます。
下記事項をご一読の上ご検討をお願いいたします。

・2019年10月時点で満20歳以上の方であること
現地で起こったトラブルに関してすべて免責でご同意いただけること
採取地を公開しないこと
過度な採集を行わないこと
・航空券や宿泊先をご自身で手配していただけること
上記の条件をご理解いただける方のみご参加をお願いいたします。

各種リスクについてのご説明

海外旅行という行為自体にリスクはつきものですが、今回は採集活動も行うため非常に多くの危険を伴います。(当然場所の選定に関しては可能な限り安全な場所を選んでおりますが)
下記に主要なリスクをご説明させていただきますのでご一読ください。
狂犬病
タイは狂犬病未清浄地域ですので哺乳類との接触には常にリスクが伴います。
バンコクでの感染例は少ないですが、発症すればほぼ100%死亡する病気ですので、予防接種等の自衛をお願いいたします。

その他感染症
狂犬病のみならず、破傷風や肝炎、住血吸虫、鼻疽、マラリアなど様々な感染症のリスクがあります。
こちらもご自身の判断の上で自衛をお願いいたします。

窃盗
僕は遭遇したことはありませんが窃盗などは非常によく聞く話ですので、こちらもご注意ください。
金銭やパスポートはポケットなどに保管して行動することをお勧めします。

ぼったくり
タイではタクシーやマーケットでのぼったくりが非常に多いです。トラブルになると銃が出てくることもあるのでご注意ください。
マーケットに関しては僕が一緒に回りますのでぼったくりの心配はございません(外国人価格にはなります)

生体の死着
輸送には最善を尽くしますが、時間がかかる関係上、死着のリスクは0にはなりません。
輸入時の死着に関しては免責にてお願いいたします(当方からの発送時は保障させていただきます)


諸費用に関しまして

ごめんなさいお金の話です。
ポイントの公開や輸出入に関しては費用を頂きたく思っておりますのでご了承のほどよろしくお願いいたします。

生体の輸送料(各種手続きの手数料を含みます)
こちらは箱に占める割合と重量で料金を算出しますので生体の種類や大きさによって変動しますが、おおよそ水1リットルで2500円程度を目安としてお考え下さい。
ベタなどは水量が少なくても運べますので1匹あたり1000円程度で運ぶことができると思われます。(生体の大きさなどで変動します)
種類と大きさからある程度の金額は算出できますので、詳しくは個別にご相談ください。


ポイントのご案内
こちらは30000円程度を予定しております。
ご自身で採集されたモノに関してはご自由にお持ち帰りいただけますが、輸送費を追加で頂きます。(現地の資源量に問題を及ぼす量であると判断した場合、一部手続きをお断りさせていただくこともございますのでご了承ください)

マーケットだけの参加や採集だけの参加も可能ですのでご相談くださいませ。


では、皆様からのご連絡お待ちしております!ご不明点などは僕のTwitterアカウントにDMにてご連絡ください!